【プレイボール2】2話の内容と感想!ちばあきお原作コージィ城倉作

【プレイボール2】2話の内容と感想!ちばあきお原作コージィ城倉作

プレイボール2、第2話「意見の違い」の巻です。

表紙の文句は、「イガラシと井口。どちらが3人目のピッチャーに?

次のページの柱文は、

「サウスポーが必要」と考える谷口と、イガラシを推す倉橋。
勝負(テスト)の行方は!?

 

初回、1話はこちら。

次回、3話はこちら。

前話までが、

「春になり墨谷二中からイガラシ、江田川中から井口など有望株の
新入部員が入ってきた墨谷高校野球部。

しかし甲子園常連校・谷原高校との練習試合で力の差を見せつけられ、
甲子園との大きな隔たりを思い知ったキャプテン・谷口は、3人目の
ピッチャー確立が急務だと井口に白羽の矢を立てる。

しかしイガラシを推す倉橋の反対に遭い、
二人の一年生をテストすることに。
果たして?」

 

 

第2話「意見の違い」の巻

 

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キャッチャーミットを持った、キャプテンの谷口と倉橋。イガラシは倉橋と、
井口は谷口をキャッチボールをし、そろそろいいだろ、座るぞと横に並んで
ピッチングを見ることに、

まずは、全力投球で30球程投げてくれと。

井口、イガラシは、

(おれ達のどっちかを‥‥‥)

(第3の投手にする‥‥?)

と少し戸惑い気味な感じ。

井口、イガラシともストライクゾーンへ投げ、威力もある感じで
投げ込んでいく。

投げ込み続けて、

「よし!ちょっとキャッチャーを交代する」

と井口は倉橋と、谷口はイガラシと、

替わったときに、井口は、

「倉橋センパイってちょっと怖いカンジがすんだよね」

と投げるとストライクゾーンにいかず少し高めに。

「もっと低めに押さえて」

「はい」
一方イガラシは、いい球をストライクゾーンへ、

(球質は‥‥‥)
(井口の方が重い)
(イガラシはキレがあるタイプだ)
(球速は甲乙つけがたいな…)
との評価。続けて、

(どっちを「第3のピッチャー」として組み込んでいく…?)
(倉橋とおれとで真っ向から意見が分かれた)

場面は話し合った部室へと戻り、

「何度言ったらわかるんだ!井口を夏の公式戦までに
使いモンにするのは難しい!」
「それよりも「谷口」「松川」「イガラシ」を練習試合で
1イニングでも多く投げさせて経験値を上げたい!」
「井口の素材の良さはわかるが性格的なムラがあって
この3か月での成長は望めないと思う」

「……」

納得していないような谷口。

あと3か月しかないのでなにかきつめな倉橋。
納得してないような谷口を見て、
「ようしじゃあ今これからテストしようじゃないか」

と立ち上がる。

「えっ?」
「テ テストって……」
「倉橋…」

「「右」か「左」かってことは重要じゃない」
「゛性格″だ!」
「中学で全国制覇をしたイガラシは大人だよ」
「あの男は″鍛え甲斐″があると思う」
「夏には絶対に戦力になってくれると思う」

と倉橋はイガラシをとても高く評価!まあ当然といえば、当然。
倉橋は扉を閉めでていく。

残った谷口は考えをまとめ、

「おれの主張は「4人めまであってもいいんじゃないのか」
「倉橋は「4人めを鍛えているヒマはない」

 

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場面は戻り、

(久々に倉橋と険悪になったな)(気まずい…)

確かに倉橋はかなり苛立った模様。

「よし コレはもういい ちょっとバッターを立たせてみよう」

と倉橋。

「ああ そうだな」

「誰か……」
「そうだな……」
「あえて背の高い奴と低い奴がいい…」
「松川と丸井を立たせよう」

「ああ」

「松川!丸井!」
「ちょっとバット持って来てくれ」
と松川と丸井がバットをもって、倉橋の前に背の高い松川が、
谷口の前に背の低い丸井が立つ。そこに投げ込む。

(イガラシはバッターを立たたせても変わらない)
(井口もバッターが立ったくらいじゃ変わらない)

「よし!もっとどんどん来い」

と投げ込む、井口とイガラシ。そして、

「よし」
「じゃあバッター交代して」

と谷口の前に背の高い松川。倉橋の前に背の低い丸井が立つ。

(松川さんのあとに丸井さんが立つと
異常にストライクゾーンが小さく見えるぜ)

「さあ投げて」

(……)
(よーく狙って…)

「急にはずれたな」

と狙ったがはずれた井口。

「もういっちょう」

(よ~し…)
(今度は……)

「今度は入った…」

(ホ…)

「でも……」
「エラク置きに来たな」

「へっ」
とストライクを入れたが球の勢いはそんなになかった。
「もっと思い切って投げないと打たれるぞ」

「はい」

(チッ…)
(丸井センパイ!)

「ボール」

「くッ」

「ボール」
「ボール」
「ボール」

(あ~ッ)
(もう的が小さい人はイヤ!)

ちなみに『キャプテン』で最初にでてきた井口は江田川のピッチャーで
左バッターがたつとコントロールがおかしくなるというキャラでした。
背の高い松川から、背の低い丸井に変わると途端にストライクが入らなく
なった井口。

「な!谷口」
「井口ってこうなんだよ」

「へ?」
「なんのことっス?」

「オマエねェ何イラついてんの?」
と少し怒り気味?
「へ?別にイラついてなんて…」

「ちょっとした態度でわかんの」
「そういうとこがお子チャマなんだっつーんだよ」

「へ」

「オマエ毎日硬球握って寝てるか?」

「硬球握って?」

ちょっと寝て硬球握ってる絵はユーモアを誘おうとしているんでしょうが?
「寝る時だけじゃない授業中以外は四六時中だ」
「それ位意識がけるということだ」

(……)

「オマエはまだまだ硬球が手についてない感じがする!
だからいっぱい投げさせてみたんだよ」
「オマエまさか遊びで軟球握ってねえだろうな!?」
に、イヤと答えるが、思い起こし、

「″遊び”…くらいだったら…」

「意識が低い!」
「”硬式”を始めたら軟球なんて握るもんじゃない!」
「自分の意識の低さを棚上げしてイライラしてんじゃない!」

「ス」
「スイマセン」

「キャッチャーがおれに変わったら球が上ずり」
「今度はバッターが松川から丸井に変わったら急にイラつきはじめたろ」

(………)
倉橋の言葉に反応したのは、丸井!
「へ?オマエおれにイラついてたの?」

「いや…」

「的が大きいもののあとに小さいものが出てきたからイラついてたの」
(ズー体の大きいお子ちゃま)

と倉橋が説明するが、1話の中継しなかったのが伏線にもなっていた
と思われます。

怒りだす丸井。

一方倉橋は理由を説明したのに、なんで怒ってるのといった感じで、

「へ?」

と、ここは面白い感じです。
「的が小さくて悪(わる)ーござんしたね…」

「いや」
「そんなこと思ってませんて」

「下手糞(へたくそ)のくせに~~」

「おい」

「いやちょっと……部活中に暴力はやめて下さいよ…」

「ちょっと速いタマを投げるからって皆から期待をかけられてるけど…」
「オメーなんかまだ”軟式ボーヤ”なんだよ」

(なんでもいいから殴らないで…)

「勝負しろ」

「へ?」

「勝負しろ~~ッ!」
「オメーが硬式をナメくさってるってことをわからせてやる!」

「ナメくさってませんよ」

「おいおい丸井 おれは何もそこまでしろとは…」(やめろ)

「で でも…」

「いやいいよ 勝負してみろよ」

「へ?」

「へ?」
険悪な雰囲気から、まさかの谷口が勝負してみろよ!と不思議な展開に!

「お~いみんな ちょっとポジションについてくれ」
「井口 10球ストライクを投げろ」
「丸井に3本ヒットを打たれたらオマエの負けだ」

?な顔な倉橋、丸井、井口。

谷口もなにかしまらない表情で第2話はこれにて終了。

柱文は、

「「井口VSイガラシ」のピッチングテストは「井口VS丸井」
の対戦へと発展。果たして!?」
次回、井口の凄さをどう見せるかが楽しみですね!

以上が、【プレイボール2】2話の内容と感想!ちばあきお原作コージィ城倉作
についてになります。

初回、1話はこちら。

次回、3話はこちら。

お読み下さりありがとうございました!

すばらしい1日を!

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