【プレイボール2】第5話内容と感想、ネタバレあり、コージィ城倉作

【プレイボール2】第5話内容と感想、ネタバレあり、コージィ城倉作

プレイボール2(マンガ)の第5話「手の巻」になります。

前回、第4話はこちら

次回、第6話はこちら

柱文の

前話までです。

「墨谷二中からイガラシ、江田川中から井口など有望株の
新入部員が入ってきた墨谷高校野球部。

谷口、松川に次ぐ3人目のピッチャー確立のため井口に
白羽の矢を立てた谷口だが、イガラシを推す倉橋と
真っ向から意見が対立、二人をテストする。

合格したイガラシの特訓が始まる一方、
ピッチャーから外された井口には、
彼の才能を認めた丸井が練習相手に名乗り出る。」

表紙は下町の店の通りをランニングする谷口が描かれ、

「今日も明日も、常にひたむきに!!」

とのあおり文。
それでは本編へ!

 

 

第5話「手の巻」

 

最初の柱文は、

「マウンドには背番号1。
練習中もその背中でチームを引っ張るキャプテン・谷口!!」

 

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サッカー部が練習しており、サッカー部の控えの二人の選手が隣の
野球部の練習を見ています。

プレイボールでは最初、谷口は右手の指が曲がった状態のままだった
ので、野球部に入るのは諦め、サッカー部のキャプテンから誘われ、
最初サッカー部に入りました。

持ち前の熱心さでサッカーもうまくなりましたが、野球への思いが
強く、結局サッカー部のキャプテンから野球部に声をかけてもらい
野球部へ、違う病院から指は元通りになるよとことから指を治して
もらいました。

バッティングピッチャーをつとめる谷口。

バッターはファーストの加藤だと思うのですが、なぜか右打席で、
たしか加藤は左投げ左打ちだったと思うのですがどうなんでしょう。

ともかく練習は続き、見ているサッカー部員は、

「しかし谷口って
キャプテンなのに自らバッティングピッチャーやってるけど」
「アレ…
疲れないのかね?」

ともかく谷口は最後までバッティングピッチャーをつとめる。
次はノックだとノッカーも谷口が、

その谷口にサッカー部の見ていた人が声をかける。

「次はノッカーか」

「なんでもかんでも大変だな」

「バッティングピッチャーくらい他の奴に任せたら?」

「おれが一番コントロールいいしな…
  これが効率的なんだ」

「ふ~~ん
そんなもんなの……」

「それにおれはピッチャーだから
  「自分の練習」にもなるんだ」

と言ってノックへ、

サッカー部の二人はいまいち納得していないような感じで、
目線はブルペンへ、

松川とイガラシは200球投げて2試合分毎日投げていることに
気をかける。大変そうだなあという感じで。

200球投げ終え、
松川とイガラシは10キロのロード(ランニング)へ、

ブルペンが空くと次は谷口がバッティングピッチャーと
ノッカーをやったあとに200球の投げ込み。

ロード中のイガラシはさすがにばてて息がきれていて、
ロード中少し立ち止まる、松川は気にかけてすこしペースを
落とそうかというが、イガラシは、

「ペースを落としたらマズイんじゃ?」

ここで休んで途中の休憩をなくせばと提案するが、それじゃ
意味ありませんよ、がんばりますと、

ちなみにロードは1時間でといわれています。

「高校に入ったばかりでこのメニューは
かなりキツイはずなのに……」
「よくついてこれるものだ…」

とイガラシに感心しています。

 

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夜になり、サッカー部も練習が終わり、谷口に声をかけて
いた二人も着替え帰る途中、

「今日もインベーダーやってくか」

「でもこの時間
駅前のゲームセンターサラリーマンと
大学生で混んでんだよな…」

「(急げ~)」

と話していると正面から谷口が

10キロロードの帰りで、声をかけ、去っていく谷口、

「谷口も200球投げてから出たわけだろ?」

「バケモノだ…」

少し離れているのに、

 「おっと……」

「ん」

振り返る谷口、

「(…?)」

 「駅前のゲームセンターは今いっぱいで入れないよ」

「え」
「はは……」

「サンキュ……」
そんな事に気をつかっている谷口がすごいです。
谷口は「キャプテン」でも相手の弱点とかに気がつくので
そういう目配りが優れているところを表現している?感じでしょうか。

野球部も片付けを終え、みんな部室で着替えていると、
井口はいちはやくお先といってでていく。

「井口はいつも早いねぇ」

と普通に声をかけるものも、
イガラシは少し気にかかった様子。

井口は神社へ、そこに待っていたのは丸井。

「スイマセン丸井さん」

「遅い!」
「もう9時を回っちまったぞ」

「スイマセン急ぎますんで」
「(これから100球)」

「今日は“200球”行くぞ」

「え?」
「今から200球って…」
「11時までかかりますよ」

「イガラシは毎日ブルペンで200球投げてんだぞ」

「いや…それはいくらなんでもマズイっスよ」
「(音が…)」
「ご近所メーワクです」

「じゃあ間を取って“150”だ」

「150でも……」
「(多すぎる)」

「150球を10時までに投げるぞ!」

「1時間で150~?」
「超特急でやらないと…」

と投げ始める。

近所メーワクのことをちゃんと気にかけているのが
いいですね。

それを前話の谷口のように
隠れて見ていたのが、倉橋。

「(こんな時間から150球も投げるだと?)」

 

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次の日、自転車で谷口と倉橋は一緒に登校して、

「なんかな…」
「谷口の手の平の上で踊らされてる気もすんだよな」

「え?
  なんだよ」

「なんでもないよ」

「?」
谷口の魅力はここなんですよね!知らぬ間にいい方向に
なっていっている。うまく倉橋の感じから表現されていますね!

「(井口が丸井と神社でピッチングしてるのを目撃して
「ホッ」としている自分がいる」
「(谷口ばバッサリ「ピッチャーとしての井口」
を切ったもんだからこっちが逆に不安になっていた)」
「(おれが井口みたいなタイプが嫌いなのを知っていて…)」
「(回りくどい芝居を打ちやがったのか?)」
「(井口を“夏の戦力”として認めるべきなのか?)」

と考えているところに丸井も自転車で登校。

あいさつを交わすと、

「丸井」
「ちょっといいか?」

「へ?」

と倉橋は丸井の手の平を見る。

すると丸井の手は腫れ上がっていて、
いくつかの指は包帯をまいている。

ちなみに倉橋も同じような指に包帯が。

丸井と別れ、

「思えば……」
「今イガラシに毎日200球投げさせちゃいるが…」
「それもちょっとやりすぎなんだよな」
「でも最初にオマエが…」

「300球だ」 (回想)

「ーーっていうから「間の200にしよう」
とかって事になっちまった」
「最初から“200”って言われてたら
「無理だ!」と反対していた」
「だが今のところイガラシはこの練習について来ている」
「だから「1日200」をおれも
認めざるをえん」
「今のところ」

とクルっと谷口の方へ振り向く。

「(丸井の奴まで…)」

「間を取って“150”だ」 (回想)

「(ーーとか言うしな)」
「(谷口の影響か)」

最初に無茶ふっといてからなので2番目の提案が
通りやすくなる心理学ですね。

こういうのが上手いですね。

「(谷口は本当に恐ろしい奴だ
ひょうひょうとした顔をして…
みんなを巻き込んで…
やる気にさせていく)」

倉橋が谷口に凄みを感じる表現もすばらしいです。
一方、倉橋に手のひらを見られた丸井は、
パンパンに腫れた手を見て、

「倉橋さんに“夜の神社”を見られちまったのかな?」

廊下を歩いていたら、井口がおり、井口が挨拶のあと、丸井は、

「ちょっと利き手見せてみろ」

「へ?」

「キレーな手…」
「あい変わらず“軟式の手”をしてやがんな」

「へ?」

「それに深爪しすぎ」

「こーゆーとこが意識が低いつってんだよ」
「爪はヤスリで削れ」

「はあ…
スイマセン」
「(……)」
「丸井さんは……」

「!」

「なんでこんなに……」
「おれに一所けん命になってくれるんスか?

「オマエに一所けん命になってるわけじゃねえよ」

「(……)」

「キャプテンの……」
「谷口さんの気持ちを汲んでるだけだ」

谷口に心酔する丸井の純粋な気持ちに少し感じいったのか?

「(う~ん…………
おれももうちょっと……)」
「(真剣(マジメ)になってやらないとマズイかな……)」

と井口はまだ力をちゃんといれていなかった模様。

放課後になり、井口はユニフォームに着替えており、
部室に入ると、谷口が着替えようとしていると、

「キャプテン」

「ん」

「失礼ですけど……」
「ちょっと手を見せてもらいたいんス」

「え」

「手相?」

谷口もなんで手を見せてというのか分からないので、
手相でも見るのかな?と

それにかまわず、

「失礼します」

と谷口の手をみるとはれていて、どの指にも包帯が、

「(すごい手…!)」
「(迫力ある!)」

 「…?」

「(これが“硬式の手”)」
「(いや、谷口さんの手…)」
「(毎日ノックやってバッティングピッチャーやって…)」

「そうだ井口…」
 「今日からオマエバッティングピッチャーを
  半分やってくれないか」

「え?」

「おれ…「バッティングピッチャー」と
  「ブルペンの投げ込み」で
  1日のタマ数が400を越えちまうんだ」

「ええ!?」
最後はサスガですね。井口は150球でヒーヒー言ってたのが、
谷口は倍以上やっていたら何もいえないですね。

この5話はとてもまとまりがあってすばらしいですね。

最初に谷口の練習量を見せておいて、きちっとラストで納得
させる。

手も、倉橋が丸井の手をみて、手をみられた丸井は、井口の手
を見て、井口は谷口の手をみるながれ、サスガですね!

それでは、ラストの柱文。

「指名を受けた井口。
“軟式の手”から“硬式の手”に成長することはできるのか!?

もうそろそろ試合にいって欲しい感じがあります。

以上が、【プレイボール2】第5話内容と感想、ネタバレあり、コージィ城倉作
(マンガ)になります。

前回、第4話はこちら

次回、第6話はこちら

お読み下さりありがとうございました!

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