藤井聡太四段(将棋)炎の7番勝負を振り返っての感想!羽生善治戦

藤井聡太四段(将棋)炎の7番勝負を振り返っての感想!羽生善治戦

藤井聡太四段(将棋)炎の7番勝負を振り返っての感想!

についてになります。

後で追記していく予定です。

将棋世界2017年6月号に羽生善治3冠(当時)との自戦記が書かれています。

 

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まず出だし、

 

「「炎の7番勝負」では、5勝1敗という好結果で

第7局を迎えることができた。」

 

そして7番勝負について、

「気負わず自然体で指せたことが、

この結果につながったのではないかと思う。」

 

羽生さんについて、

「最終局の相手は羽生善治三冠(注 当時)。

自分の生まれるずっと前から将棋界のトップだった

相手と盤を挟んで戦える、

夢のような機会だ。

羽生三冠の将棋はいままで何百局も見ているので、

あらためて棋譜を並べるということはしなかった。」

 

改めて、棋譜は並べなかったんですね。

 

「廻しに手が届かず負けることがないよう、

積極的に指そうと思って臨んだ」

 

こういう表現藤井聡太四段さすがですね!

この対局は平成29年4月23日に渋谷区の「シャトーアメーバ」

で行われました。

 

「今回の企画は全局振り駒だったが、

先手を6回も引けたことはツキがあったかもしれない。」

藤井聡太四段の先手での勝率は凄まじいですね!

 

「穏やかな駒組みに見えるが、

△4一玉は妥協のない一着。

というのも、

先手に▲2五歩~▲4五桂の仕掛けを

与えることになるからだ。

 

後手からすると嫌な筋のように思うが、

先手も跳ねた桂を△4四歩~△4五歩で

取り切られてしまうと途端に悪くなってしまうので、

怖いところもある。

仕掛けるか否か、

こちらとしても決断を迫られることとなった。」

 

この仕掛けについて、

 

「▲2五歩からの仕掛けは、

昨年の竜王戦第1局など数局の実戦例がある。

 

竜王戦では後手の渡辺竜王(注 当時)が

完勝したが、

仕掛け自体は先手が面白いのではないかと思っていた。」

 

 

その渡辺 VS 丸山 戦です。

 

「「積極的に」という方針通り、

すぐ決行しようかと思ったが、

その前に▲1六歩と端歩を突くことにした。

 

様子を見た意味もあるが、

端を突き合えば攻め筋が広がるので、

先手にとって損のない交換だ。

 

羽生三冠は△1四歩と、

ここでもいちばん強い手で対応してきた。

こうなったらこちらも引くことはできない。」

 

と4五桂と跳ねられましたね。

数手進んで羽生三冠は4四歩とまたも強い手で

応戦。進んで、

 

となり、ここでは形勢不明の戦いと。

この局面を、

「後手陣は、

三段目 に角金銀が5枚ずらりと並んだ不思議な形。

データベースで調べたところ、

これは公式戦では一度も現れていない。

稀に見る珍形といえそうだ。」

 

と。面白い形ですね!

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進んで、

第4図

 

 

でははっきり優勢を意識されたそうです。

藤井四段とソフトの付き合いについて、

 

「三段の頃から将棋ソフトを活用するようになったのだが、

それによって自分の将棋の弱点に気づくことができ、

ここ1年は、

これまでとは違った進化があったのではないかと思う。

 

特に形勢判断は、

ソフトの感覚を採り入れることによって

だいぶ改善したように感じる。

 

第4図の局面も、

以前の自分なら全く形勢が分からなかったところだが、

対局中ははっきり自信をもって指せていた。

 

評価値を見てもその判断は間違っていないようで、

今後もソフトと人間、

両方の長所を採り入れて強くなっていければと思う。」

 

とのソフトの取り組みについて語られました。

 

 

この局面から、

 

「じっくり指す▲9六歩か、

一気に決めにいく▲4四歩か、

再び方針を決めねばならない局面だ。」

 

と積極的にいかれ、

さらに進んで、必至掛け勝利と踏んだ藤井四段に、

3六飛成が、

 

 

これを見た藤井四段は、

 

「なんと、△3六飛成が詰めろ逃れの詰めろになっているのだ。

数十手前に入れた△9五桂▲8六歩の交換がここにきて

利いており、

次に△8六竜とされると2段ロケットが炸裂してしまう。

 

やってしまったかとの思いが頭をよぎるが、

ここで諦めるわけにはいかない。

数分の時間を使いきり、

勝ち筋を探した。」

 

そして2五金を見つけられました。

 

総括として藤井聡太四段は、

 

「本局、

▲4五桂から攻めていき、

一局を通して積極的に指したのが

功を奏したのではないかと思う。

 

ただ、中盤で読みの踏み込みを

欠いてしまった箇所もあり、

反省点はしっかり意識して次回につなげていきたい。

 

そして何より、

喜ぶのは勝ってからにしなくてはならないと猛省した。

 

このようなところで甘さが出ないよう、

気を引き締めて指していきたい。」

 

とされ、最後にお礼も書かれているのは

すばらしいです。

 

「最後になりましたが、

この企画をくださったアベマTV様、

本当にありがとうございました。

 

今回の対局で学んだことを糧にして、

羽生三冠といつかタイトル戦で対戦できるよう、

日々精進していきたいと思います。」

 

と羽生さんとのタイトル戦、いち早く実現して欲しいですね!

 

お読み下さりありがとうございました!

 

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「藤井聡太四段(将棋)炎の7番勝負を振り返っての感想!羽生善治戦」への4件のフィードバック

  1. 記事と関係のないコメントで申し訳ありません。
    プロ棋士のプロフィール アンケートから棋士の先生方の色々な情報を知ることが出来、有り難く拝見しております!
    リクエストなのですが、佐藤天彦名人、山崎隆之八段のプロフィール アンケートがありましたら、お時間がある時、アップして頂けると幸いですm(__)m 突然失礼致しました。

    1.  miniさん、コメント頂きありがとうございます!

      >プロ棋士のプロフィール アンケートから棋士の先生方の色々な情報を知ることが出来、有り難く拝見しております!

       そう言って頂き感謝しております。
       よろしければまた見に来て頂けたら幸いです。

  2. 更新ありがとうございます。
    天彦先生、山崎先生の詳しいプロフィールを拝見することが出来て感激でした!
    お忙しい中、個人的な要望に応えて下さってありがとうございました。また更新を楽しみにしております。

    1.  miniさん、コメントありがとうございました!
       すみません、前のお名前間違えていましたね。訂正いたしました。
       ありがとうございました!

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